【南北海道】北照４番岡崎サイクルＶ　無期限活動停止乗り越え

第１００回全国高校野球選手権記念大会南北海道大会決勝   北照１５―２駒大苫小牧 （ 2018年7月22日    札幌円山 ）

＜北照・駒大苫小牧＞８回２死三塁、中越え三塁打を放つ北照・岡崎
Photo By スポニチ

　北照が１８安打１５得点の猛攻で、今春のセンバツに出場した駒大苫小牧に圧勝した。小樽支部予選で３戦で４発を放っていた４番の岡崎が、南北海道大会史上初となるサイクル安打を達成。４打数４安打６打点の大暴れで、５年ぶり４度目の甲子園切符を勝ち取った。

　３回に左中間を破る先制二塁打を放つと、４回に中前適時打、７回に左翼芝生席上段に特大２ラン、８回に中堅フェンス直撃の適時三塁打でサイクルを決めた。準決勝まではチーム打撃に徹して長打なし。「今日は思い切っていこう」とフルスイングを解禁して、最高の結果を出した。

　一昨年８月にチームは度重なる不祥事で学校から無期限活動停止処分を受けた。苦難を乗り越えてたどり着いた甲子園。岡崎は「１勝が目標。個人としてはホームランを１本打ちたい」と意気込んだ。

　北照（南北海道）私立校。スキー部やサッカー部も強豪。