【北埼玉】花咲徳栄４連覇王手　二刀流エース野村４回零封

第１００回全国高校野球選手権記念大会北埼玉大会準決勝   花咲徳栄１１―０滑川総合 （ 2018年7月22日    大宮公園 ）

＜花咲徳栄・滑川総合＞４回無失点の好投を見せた花咲徳栄・野村
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　夏の甲子園連覇を目指す花咲徳栄が５回コールドで滑川総合を下し、４年連続の出場に王手をかけた。打者としてプロ注目ながら、背番号１を背負う二刀流の野村が先発で４回を無失点。岩井隆監督は「打撃で勝ち上がってきた相手によく投げてくれた。彼らしい投球だった」と称えた。

　準々決勝までの全４試合で２桁となる計５０得点の猛打で４強に進んできた滑川総合。それでも野村は冷静だった。「初回にスライダーで三振を取れたのでいけるなと思った」。初回は１死から連打で一、二塁のピンチを招いたが、丁寧に低めを突く投球で後続を断った。高校通算５６本塁打を誇る４番としては無安打に終わったが、相手も全力で抑えにかかってきているだけに「芯で捉えられているし、いい当たりは出ている」と気にしなかった。

　「自分たちの野球をして、目の前のことをしっかりやれば全国制覇はついてくると思っている」と野村。ナイン全員での甲子園の優勝旗返還の目標まで、あと１勝だ。