阪神ロサリオ、痛烈フェン直打!2カ月ぶり打点「感じは悪くない」

[ 2018年7月21日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―10DeNA ( 2018年7月20日    横浜 )

8回2死二塁、ロサリオは右前に適時打を放つ (撮影・奥 調)
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 主砲のバットから放たれた一打を今後の希望の光としたい。1―10と屈辱的なスコアで迎えた8回2死三塁。ロサリオが中後の外角直球をジャストミートした。ライナーで右翼フェンス最上部を直撃した当たりは打球が速すぎたため単打に。最大の武器であるパワーを見せつけるには十分な適時打となった。

 「今、やっていることをしっかり続けていきたい。感じは悪くないんで」

 本来座るべき4番ではなく、2試合続けて6番で先発。まだ大きな期待に応えられる態勢が完全に整ったわけではない。それでも6月3日に降格する直前には見られなかった強い打球が戻ってきたことは収穫だ。4回は左翼へのライナー性の飛球。6回は一塁走者の福留が戻れずに併殺になったほどの痛烈な一直だった。あと少しで結果に結びつくところまで、打席内容は良化している。

 この適時打が5月24日のヤクルト戦以来、約2カ月ぶりの打点。とはいえ、17日の再昇格後は3戦全敗という状況に個人のことよりも「チームが勝てていないので何とか貢献したい」と勝利を渇望した。

 糸井の復帰に伴い、一塁のポジションがかぶる可能性があったナバーロが5回から中堅を守った。糸井とナバーロ、そしてロサリオも同時に起用する首脳陣の構想が見え、今後も先発出場する可能性が高い。主砲に求められるのは勝利に直結し、流れさえも変えられるような一撃。重責は承知の上で全力を尽くすだけだ。(山添 晴治)

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2018年7月21日のニュース