【北大阪】汎愛 プロ注目MAX147キロ右腕・羽田野散る

[ 2018年7月21日 13:33 ]

第100回全国高校野球選手権記念北大阪大会3回戦   履正社5―1汎愛 ( 2018年7月21日    豊中ローズ )

<履正社・汎愛>ゲームセットで涙をぬぐう汎愛・羽田野(撮影・後藤 正志)
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 公立の星が散った。汎愛(はんあい)の最速147キロを誇る今秋ドラフト候補右腕・羽田野温生投手(3年)は、昨春選抜準優勝の履正社相手に力投も最後は力尽きた。1―1の8回1死一、二塁、4番・白滝にフルカウントから内角高め直球を右越えに運ばれる決勝3ラン。さらに1点を奪われたが、5失点完投した。

 「前半は真っすぐで押せていたので、あのまま行きたかったが…。最後は自分の力が足りなかった。力負けです」

 春先に痛めた右肘の状態が万全ではなく、痛みなどはないが「80から90くらい」と話す中、最速143キロを計測し5回まで2安打無失点で相手を慌てさせた。決勝3ランについては「四球を意識して真っすぐが甘く入った。ちょっと悔いが残ります」と最後は涙をこらえた。

 ヤクルトなど数球団が視察。阪神の畑山俊二チーフスカウトは「体格的にも恵まれていて運動能力も高い。気持ちの入った投球で、いいものを見せてもらった」と評価した。

 羽田野は「自分の中では出し切れた。プロに行けるなら行きたい。将来的には三振をバンバン取れる投手になりたい」とプロ志望を表明した。

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2018年7月21日のニュース