西武メヒア 連敗止めた!大宮弾「死ぬわけにはいかない」

[ 2017年8月26日 05:30 ]

パ・リーグ   西武8―0オリックス ( 2017年8月25日    大宮公園 )

<西・オ>3回1死、左中間にソロアーチを放つメヒア
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 疲れを吹き飛ばす特効薬は白星だ。西武が初回から6回まで毎回の8得点で快勝。遠征先の福岡から午前9時の便で3時間以上かけて移動し、連敗を4で止めた。辻監督は「早くから飛行機で移動して暑さで疲れている中、気持ちで戦っていた。全選手が素晴らしい」とねぎらった。

 最近7試合連続3点以下と元気がなかった打線で、メヒアの復調が心強い。「(来日4年目で)大宮で本塁打を打たずに死ぬわけにはいかない」と3回に2試合連続の18号左中間ソロ。5回も左前適時打を放つと、7回は吉田一の内角高めの直球にのけぞり、鋭い眼光でにらみつけて闘志満々。心は冷静に四球を選んだ。

 今季は打撃不振で5日にファーム降格。17日に昇格後も定位置は保証されていないが、生真面目な助っ人は周囲を気遣う。先発を外れた22日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)は捕手の面をかぶり、キャッチャーミットを左手にベンチでナインを鼓舞した。

 指揮官は「まだ信用できない。でも打撃の調子は良くなっている」と辛口ながらも目を細めた。もちろん、メヒアも喜びの余韻に浸るのは一瞬だ。首位ソフトバンクに3連敗を喫し、エース菊池の2段モーションなど問題もあるが、勝ち続けるしかない。助っ人は「本塁打をいつも打てるように頑張ります。メヒアさまさまや!」と大宮の夜にいつものセリフで決めた。 (平尾 類)

 ▼西武・野上(6回無失点で今季8勝目)直球が低めに集まって抜け球も少なかった。メチャメチャ暑かった。

 ▼西武・金子侑(4回に三盗成功し、6回は5号右越えソロ)ディクソンが油断する部分があったので(三盗を)狙っていた。

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