9連勝託したはずが…ソフトB東浜 今季最短4回KO「完全に僕で負けた」

[ 2017年8月26日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―10ロッテ ( 2017年8月25日    ヤフオクドーム )

<ソ・ロ>3回、ロッテ打線につかまりマウンド上に集まる東浜(左から4人目)らソフトバンクナイン
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 絶対はなかった。工藤ホークス3年目で初となる9連勝を懸けた試合を13勝とハーラートップの東浜に託し、万全を期した。だが、結末は想定外すぎた。今季最短4回KOに加え、ワーストタイ5失点で3敗目を喫した。5度目の挑戦だった9連勝の「壁」に再び、阻まれてしまった。

 「球質、コントロールも悪く、立て直そうと思ったけどできませんでした。完全に僕で負けた試合。いいところが全くなかった」

 直球と決め球シンカーを捉えられる場面が目立つ。2回まで無失点でしのいだ。しかし3回1死一、二塁、鈴木に135キロのシンカーを右越え2点三塁打される。なお1死三塁、ペーニャに左翼上段へ推定145メートルの特大2ランを食らった。直球は140キロ台前半で、130キロ台後半のシンカーと緩急がつかず、際どい球はファウルされる。4回92球では交代もやむなしだ。

 「追い込んでも最後の決め球がね。(直球も)かかったり、かからなかったりだった。良くない時はそういうもの」と工藤監督。2度の6連勝などローテーションの柱に成長した東浜の乱調を意外そうに振り返った。

 チームも今季ワーストタイの19安打を浴びて10失点。本拠地では7月23日のロッテ戦以来33日ぶりの敗戦だ。連勝はまた「8」で止まり、優勝マジックは2日伸び、最短で29日にM18が点灯する。「8、8、8とまた、その話?やめてくださいよ」と指揮官は笑い飛ばすほど、ゆとりがある。2位・楽天とは8・5ゲーム差。小休止という言葉が、ぴったりの夜だった。 (福浦 健太郎)

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2017年8月26日のニュース