済美・亀岡 2発!大会計3発「練習のおかげ」

[ 2017年8月15日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権第7日・2回戦   済美7―1津田学園 ( 2017年8月14日    甲子園 )

<済美・津田学園>7回2死二塁、済美・亀岡は中越えにこの日2本目となる2ランを放つ
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 ひと振りで重苦しいムードを吹っ飛ばした。済美(愛媛)の亀岡が4回無死、外角低め直球を振り抜くと、打球は左中間スタンドへ。リードを2点に広げる一発だ。さらに7回にもダメ押し2ランをバックスクリーン左に叩き込んだ。1回戦の東筑戦で打った2ランと合わせて今大会3本目。ベスト16進出の原動力になった。

 「練習のおかげ。1本目は泳いだので入るとは…。2本目は肘を抜いて、打球が上がってくれました。1試合2本は初めて」

 振り返る表情は冷静だ。田坂僚馬部長によると「喜怒哀楽を表に出さない宇宙人みたいなタイプ」。それでもパワーはチーム一。背筋力180キロ、握力は右70キロ、左65キロの力でオーバーフェンス。「握力?リンゴは握りつぶせないです」と笑う。目標はDeNA筒香のような強打者だ。次は盛岡大付と松商学園の勝者と対戦する。「どちらも強い。4本目?まずはチームが勝つこと」。頼りになる男は先を見据えている。

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2017年8月15日のニュース