金本監督「あきらめない姿みせて」広島3連戦は福留フル参戦や

[ 2017年8月15日 05:30 ]

阪神の金本監督
Photo By スポニチ

 阪神・金本監督が横浜遠征から帰阪した14日、改めて「あきらめない野球」を掲げた。15日からは8・5差で追う首位・広島との3連戦。大逆転優勝へ向けて力強い言葉でナインを鼓舞した。

 「あきらめない姿を見せてほしい。もちろん、(選手は)そういう気でやってくれていますし、継続してね」

 残り40試合で8・5差。きわめて厳しい状況であることは明白だ。それでも優勝の可能性が少しでも残っている限り上を目指す――。その気持ちが無いと、大逆転を起こせるわけがない。熱い思いはチームにも着実に浸透している。糸井、メッセンジャーら故障者続出の状況でも貯金10と踏ん張るナインの働きを十分に認めている。

 「選手たちが、そういう前を向いて、上を見てやってくれているから。ケガ人も出ているけど。秋山とかメッセ、糸井にしろ。それ(貯金)は選手たちの頑張り以外の何物でもないから」

 だからこそ、さらなる高みを見据える。今回の3連戦では3連勝しない限り自力優勝の可能性が再び消滅。9月に残る直接対決5試合に望みをつなぐべく目指すは3連勝だ。

 そのために主砲にフル回転してもらう。直近6試合中3試合を休養に充てた福留を満を持して3連戦で先発起用する。片岡打撃コーチは「もちろん。13日は積極的休養を取ってもらったけど、明日(15日)からの3つは頑張ってもらう。打撃練習を見ていても休養明けは振れている」と期待を膨らませた。

 福留は8月に入ってから先発8試合で28打数12安打、打率・429、3本塁打、10打点の絶好調。精神的支柱でもある主将として「自分たちのやることをやるだけ」と短い言葉に闘志をみなぎらせた。とにかく一戦必勝あるのみだ。(惟任 貴信)

続きを表示

2017年8月15日のニュース