阪神・金本監督「内容が悪すぎる」広島M再点灯には「ついたり消えたりするもの」

[ 2017年8月15日 22:39 ]

セ・リーグ   阪神6―11広島 ( 2017年8月15日    京セラD )

<神・広>広島に敗れ、足早に引き揚げる金本監督(中)
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 首位・広島に大量11点を奪われ、目の前でマジック再点灯を見せつけられた2位・阪神の金本監督は「制球、キレともに良くなくて調子がいいようには見えなかった。立ち直る兆しも見えなかったので早めに代えた」とプロ最短の2回1/3で5失点KOされたドラフト2位ルーキー小野について厳しい言葉を並べた。

 小野は初回、田中、菊池に連打された後で3番・丸に先制3ランを被弾。その裏に打線が2点を返したものの、2回にもピンチを招き、3回にも連打で2点を失った。新人投手のプロ初登板から7連敗は、1966年久野剛司の6連敗を51年ぶりに更新する球団ワースト。小野は2―3で迎えた2回、無死一塁で打席に入った際にも見逃し、ファウル、空振りと3球連続で送りバント失敗といいところがなかった。

 また、金本監督は「1番・中堅」で先発させた高山も5回の第3打席で見逃し、空振り、空振りで3球三振を喫すると、6回の守備からベンチに下げた。高山は2回の第2打席では小野がバント失敗に終わった後で併殺打に倒れており「内容が悪すぎる。タイミング、リズムが合っていない。(それは)自分で見つけるしかない」と断じた指揮官。

 5回に福留が3ラン。一発を打てば今季12戦全勝だったが、不敗神話も止まり、自力優勝の可能性が消えた。広島の優勝マジック27再点灯については「ついたり消えたりするものなので」と話すにとどまったが、悔しさは隠しきれない様子だった。

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