ヤクルト杉浦、ハム屋宜とトレード 10月出産予定の妻・紺野あさ美のため復活へ

[ 2017年7月24日 08:00 ]

トレードされることが分かったヤクルト・杉浦(左)と日本ハム・屋宜
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 ヤクルトの杉浦稔大投手(25)と日本ハムの屋宜照悟投手(28)のトレードが両球団で合意に達したことが23日、分かった。24日にも発表される。

 杉浦は北海道帯広市出身で球威ある直球が売りの右腕。国学院大から13年ドラフト1位で入団も昨季までの3年間で6勝に終わり、オフに背番号18を球団に返上した。元日に元「モーニング娘。」で同郷のテレビ東京アナウンサーの紺野あさ美(30)と結婚した今季は開幕当初から救援陣の一角を任されたものの、4月下旬に右肩の張りで2軍落ちし、現在もリハビリを続けている。日本ハムにとっては即戦力ではないが、コンディションが整えばローテーション入りも期待できる素材だ。既に退職した愛妻は10月に第1子となる長女を出産予定。夫婦の故郷でもある新天地で復活を目指す。

 沖縄県出身の屋宜は身体能力が高く、サイドから球威ある直球と多彩な変化球を操る右腕。入団3年目の15年は18試合で2勝0敗、防御率3・96の成績を残した。日本一に輝いた昨季は1軍登板がなく、今季もここまで2軍暮らしが続いているが、イースタン・リーグで27試合に中継ぎ登板し、防御率2・59。22日のヤクルト戦(戸田)でも救援で1回を無失点に抑えた。先発の適性もあり、環境が変わって出場機会が増えれば、活躍する能力は持っている。

 ヤクルトは今月に14連敗を喫するなど最下位に低迷。昨季日本一の日本ハムも5位に低迷している。今月いっぱいのトレード期限を前に、両球団の思惑が一致。両右腕に再出発の道が用意される。

 ◆杉浦 稔大(すぎうら・としひろ)1992年(平4)2月25日北海道生まれの25歳。帯広大谷では3年夏に北北海道大会で準優勝に終わり、甲子園出場なし。国学院大を経て、13年ドラフト1位でヤクルト入り。14年9月24日広島戦でプロ初勝利。1メートル89、86キロ。右投げ右打ち。

 ◆屋宜 照悟(やぎ・しょうご)1989年(平元)3月29日沖縄県生まれの28歳。中部商から国士舘大、JX―ENEOSを経て12年ドラフト6位で日本ハム入りし、13年8月1日ロッテ戦でプロ初勝利。15年にも救援で2勝を挙げた。1メートル78、83キロ。右投げ左打ち。

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2017年7月24日のニュース