【東東京】帝京・前田監督、6年ぶり聖地へ“怒りの継投”

[ 2017年7月15日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権東東京大会   帝京5―2立教池袋 ( 2017年7月14日 )

トルネード投法の帝京・松沢
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 6年ぶりの聖地へ怒りのタクトだ。同点の4回2死二塁。帝京先発のエース仁田(にった)が1球投じたところで、甲子園春夏通算歴代3位タイの51勝を誇る前田三夫監督が動いた。「ボールが駄目。これじゃ2、3点取られる」。背番号10の右腕・松沢にスイッチ。ここは勝ち越し点を許したが、5回以降は無失点で逆転を呼んだ。

 68歳、まだまだ健在だ。仁田には「本人は調子が良いとか言ってるけど、どこが調子良いんだ」とばっさり。松沢には6月にトルネード投法への転向を勧めた。球の出どころを見づらくする狙いが球速アップの効果も生み、松沢は「常時140キロ出るようになった」と感謝する。初戦をクリアし「一つ、二つとやっていきますよ。ここからだね」と指揮官。就任46年目の夏、自身27度目の甲子園出場への挑戦が始まった。 (松井 いつき)

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2017年7月15日のニュース