松坂 開幕ローテ争い生き残った 被弾3回2失点も「前回よりはまし」

[ 2017年3月5日 06:35 ]

オープン戦   ソフトバンク4―9ヤクルト ( 2017年3月4日    鹿児島 )

<ヤ・ソ>実戦では今季初めてワインドアップで投げる松坂
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 開幕ローテーション争いに生き残った。右肩手術からの復活を目指すソフトバンクの松坂がヤクルトとのオープン戦に先発で初登板し、3回2安打1四球2失点(自責点1)。初実戦だった2月25日の巨人2軍との練習試合では2回で3四球を与えて1失点と荒れただけに「前回よりはましだった。このまま状態が上がってくれればと思う」と表情は明るかった。

 今季初めて試合で振りかぶって投げた。代名詞のワインドアップ。だがリズムに乗れず、初回は味方の失策から2死二塁とされ、雄平に右前へ運ばれて先制を許した。3回には大引を2球で追い込みながら「今日はどうにもならなかった」というスライダーが甘く入り、左翼席へ運ばれた。

 最速は140キロ。それでもカーブなど他の変化球でカウントを整えて打たせて取った。3回で53球を費やしても「多いことは気にしない。増えても投げられる」と力強い。次回も先発の予定。工藤監督は「今日見た限りでは四球で崩れたりはしないかな」と一定の評価を与え「結果を残してもらうしかない」と競争の中での好投を求めた。

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2017年3月5日のニュース