中日・浅尾 527日ぶりナゴヤDで1軍登板 最速141キロも緩急駆使

[ 2017年3月5日 05:31 ]

オープン戦   中日0―1ロッテ ( 2017年3月4日    ナゴヤドーム )

<中・ロ>4番手で登板の浅尾は1回を無失点に抑える
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 2万4000人を超える観衆から大きな歓声を浴びマウンドに上がった中日・浅尾が、復活への一歩を刻んだ。0―1の8回に登板し1回を3者凡退。本拠地ナゴヤドームでの1軍登板は15年9月24日の阪神戦以来、実に527日ぶりだった。

 「集中していて(歓声は)聞こえなかった。ファンの声が多いと(言われると)やりがいもあるし、頑張ろうという気になれる」

 右肩故障の影響で昨季はプロ入り後、初めて1軍登板なしに終わった。かつて打者をねじ伏せた150キロを超える直球はなく、この日の最速は141キロ。打者3人の決め球はいずれも真っすぐだったが、大きく沈むパームボールなど緩急を駆使。右肩の負担を考慮し、試行錯誤の末に行き着いた「ニュースタイル」で、光をともした。

 森繁和監督も「変化球を使いながらどうやって打ち取るかを考えていた」と評価。「去年はこの場に立つことすらできなかった。久しぶりにオープン戦で投げられた気がする」。どん底を味わった右腕が、まずは開幕1軍を目指す。(水口 隆博)

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2017年3月5日のニュース