東洋大・飯田 親友でライバル松井裕に負けん 12季ぶりVを

[ 2017年3月5日 08:15 ]

今秋ドラフト候補の東洋大・飯田はリーグ優勝へ気合十分
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 東都大学野球連盟は4日、春季1部リーグ戦の日程を発表した。4月4日の開幕戦は、昨秋リーグ戦を制した日大と中大が対戦する。11年春以来、12季ぶりの優勝を狙う東洋大は、第2週の中大戦で開幕。最速145キロ右腕・飯田晴海投手(3年)は、常総学院時代にU―18日本代表でチームメートだった楽天・松井裕樹投手(21)の侍ジャパン入りを刺激に、リーグ優勝に導く活躍を誓った。

 エースで主将。15年にヤクルトからドラフト1位指名されたOBの原樹理と同じ道を歩む今秋ドラフト候補の飯田は「チームとしても個人としても結果が全て。主将なのでチーム第一でやって結果を出せば(プロ入りにも)つながると思う」と最終学年に臨む意気込みを示した。

 高校時代にU―18でチームメートだった松井裕は、WBCを戦う侍ジャパンに選出。プロの世界でも日の丸を背負う左腕を見て「刺激になる。自分も負けたくないし、やってやろうという気持ち」と闘志を燃やす。昨春のリーグ戦で右肩痛から復帰し、リーグ戦初勝利を挙げた際には松井裕から「おめでとう」と祝福された。親友でもあり、互いに刺激し合う良きライバル。プロ入りへ「この1年に懸ける思いは強い」と春のリーグ戦に照準を定めている。

 このオフは「勝てる投手」になるために投球以外にもクイック投球やフィールディングなど総合力を高める練習を行ってきた。原樹から教わったシュートやフォークの新球にも取り組む。小、中学生時代は主将、高校では副主将を務めた右腕が、持ち前の統率力でチームを頂点に導く。 (東尾 洋樹)

 ◆飯田 晴海(いいだ・はるみ)1995年(平7)8月30日、茨城県つくば市出身の21歳。常総学院では内田(現楽天)と同級生で、2年夏、3年春夏と3度甲子園に出場。東洋大では1年春(2部)にベンチ入りし、2年時は右肩痛で登板機会なし。3年から1部でプレーし、昨秋はリーグ2位タイの4勝。1メートル75、75キロ。右投げ右打ち。

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2017年3月5日のニュース