U18侍ジャパン「ビッグ4」 プロへ、そして東京五輪で金!

[ 2016年9月6日 05:30 ]

羽田空港でユニホームに寄せ書きする(左から)藤平、藤嶋、今井、高橋

 台湾・台中で行われた第11回BFA U―18(18歳以下)アジア野球選手権を制した侍ジャパン高校日本代表が5日、帰国した。エースナンバー18を背負って、決勝・台湾戦では先発して5回無失点と好投した「ビッグ4」の一角、今井は「この経験を生かして東京五輪やWBCの代表に選ばれるよう頑張りたい。今回のメンバーは日本を代表する選手ばかり。またみんなとやりたい」と言葉に力を込めた。

 今回の代表メンバーは全員が3年生。東京五輪が開催される4年後は22歳とあって、侍ジャパントップチームで臨む五輪では中心世代となる。今大会で最多勝と最優秀防御率の2冠を獲得した150キロ左腕・寺島も「五輪に出たい。ちょうどバリバリでやっている年。そこに合わせるというよりも、ベストの状態で臨みたい」と意気込めば、152キロ右腕・藤平は「日の丸は思った以上に重かった。これを経験できて良かった。東京五輪を目指していきたい」。セミファイナルラウンド第2戦の韓国戦で7回2/3を1失点と好投した152キロ左腕の高橋も「日本では経験できない国際大会の難しさをいろいろと経験できた。今回のメンバーは凄い投手ばかりでとても刺激になった」と振り返るなど、台湾での8日間は「ビッグ4」にとって4年後を意識する大きなきっかけとなった。

 明言こそしていないが4人はプロ志望。今後、指導者や周囲と進路を相談した上でプロ志望届を提出して、10月20日のドラフト会議を待つことになる。U―18でのアジア王者から、東京五輪の金メダルへ。プロでの再会と4年後の共闘を誓った若き侍は、それぞれの場所に帰って再スタートを切る。(松井 いつき)

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