楽天・菊池 5月に結婚していた!石原さとみ似、同郷の若菜さんと

[ 2016年9月6日 07:30 ]

8月30日、今季初勝利を挙げた菊池

 守るべきものができた!楽天の菊池保則投手(26)が今年の5月に結婚していたことが5日、分かった。お相手は同じ茨城県出身で元会社員の若菜さん(24)。既に仙台市内で新婚生活をスタートさせており、愛妻のサポートを受けている。星野仙一球団副会長(69)も実力を認める「未完の大器」は、6日の西武戦(コボスタ宮城)で今季2勝目を狙う。

 良くも悪くもおっとりとした雰囲気を漂わせていた、かつての菊池ではない。「今年は最初は投げられずに不安があったけど、これから少しでも多く投げて嫁さんを安心させたいです」。その言葉には一家の大黒柱としての責任感がにじんだ。

 若菜さんとの出会いは2年前の14年1月。地元の茨城に住む共通の知人を介して知り合った。第一印象は「可愛らしくて、しっかりしている子」。直後に海外自主トレのために渡米するなど多くの時間を共有できなかったが、頻繁にメールで連絡を取った。真面目で誠実な人柄が若菜さんにも伝わり、2カ月後の3月に交際がスタートした。

 菊池が「一緒にいて凄く楽だし、気を使わない」という若菜さんは優しい性格で女優の石原さとみ似の美人。故障や不振などで14、15年はともに4勝に終わったが、心身ともにサポートを受けた。若菜さんは今年に入ってスポーツのための食事学を学び「ジュニア・アスリートフードマイスター」の資格も取得。4月から仙台市内で同居をスタートさせ、背番号「59」で「忘れないと思って」という理由で、5月9日に婚姻届を提出した。

 昨年9月に右肩痛を発症した影響で今年2月の沖縄・久米島キャンプから2軍暮らしが続いた。地道なリハビリに耐えることができたのは若菜さんの存在があったからこそ。菊池は「投げられない時期に結婚したので、そのまま投げられなかったら嫁さんに申し訳ないと思った」と振り返る。今季初登板だった8月23日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)は勝敗つかずも5回無失点の好投。前回登板した同30日の日本ハム戦(東京ドーム)では6回2失点と粘り、愛妻に感謝の今季初白星を贈った。

 星野仙一副会長は監督時代(11~14年)から菊池について「指にかかったボールは(田中)将大に匹敵する」と高く評価している。今季ここまでのプロ9年間で通算12勝も、コンディションさえ整えばシーズンで2桁勝利を挙げる能力はある。生涯の伴侶を得た右腕は「結果を残してチームに貢献して、家族を養っていきたい」と目を輝かせた。

 ◆菊池 保則(きくち・やすのり)1989年(平元)9月18日、茨城県生まれの26歳。常磐大高から07年高校生ドラフト4巡目で楽天入り。10年9月23日の西武戦(西武ドーム)でプロ初登板初先発を果たし、5回2失点でプロ初勝利を挙げた。12年秋季キャンプで当時の星野監督から強化指定選手に選ばれるも伸び悩み、自己最多は14、15年の4勝。プロ通算54試合で12勝14敗0セーブ、防御率4.16。1メートル80、80キロ。右投げ左打ち。

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