東洋大快勝発進!4番・笹川主将が4安打3打点で打線けん引

[ 2016年9月6日 05:30 ]

<中大・東洋大>4回2死一、二塁、笹川が中前適時打を放ち塁上でガッツポーズ

 秋季リーグ戦が開幕し、1回戦2試合が行われた。11季ぶりの優勝を狙う東洋大は、8―3で中大に先勝。笹川晃平主将(4年)が3回に中越えに同点2点二塁打を放つなど4安打3打点で打線をけん引した。

 東洋大の4番・笹川主将がラストシーズンの開幕戦で大暴れした。0―2の3回無死一、二塁。143キロ直球を同点の中越え2点二塁打。この一打が起爆剤となり逆転に成功すると、打線は毎回の計18安打で8得点と爆発。「春は全然打てなくて助けてもらったのでひと安心です」と笹川は安どの笑みを浮かべた。

 4回は中前適時打など1部では自身初となる4安打で3打点1四球。2年秋に股関節を手術して以降は十分なトレーニングを積めず、今春は打率・209と低迷した。この夏は「体が動いてきてしっかり振り込めた」と万全な状態で臨み、主砲の役割を果たした。

 ドラフト候補としてプロを目指していたが、今春リーグ戦後に社会人・東京ガスへ進むことを決めた笹川は「遠回りではなく(プロの)1軍に長くいるための選択。しっかりとした実力をつけてから行きたい」。先発・飯田が無四球で3失点完投と、投打がかみ合って白星発進。高橋昭雄監督は「やっと花開いた。4番らしくここ一番で打ってくれた」と主砲の活躍を称えた。(青木 貴紀)

 ▼中大・松田主将(逆転負けに)緊張感を持って試合に入れたが、相手に流れが行って、それを止められなかった。

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2016年9月6日のニュース