オリ・クラーク 振り逃げいけたのに走らず…2軍降格決定

[ 2016年7月7日 05:30 ]

<オ・ソ>3回2死満塁、クラークは捕手・鶴岡が後逸するも、反応せず、振り逃げで一塁に走るのが遅れる

パ・リーグ オリックス2―5ソフトバンク

(7月6日 京セラD)
 痛恨のミスだった。3回、安達の適時打で1点を返し、なおも2死満塁。2点差を追いつく好機で、オリックスのクラークが手痛い失態を犯した。

 1ボール2ストライクからの千賀のフォークに空振りするが、捕手の鶴岡がはじき、ボールは一塁側ファウルゾーンを転々としていた。走っていれば振り逃げの可能性は十分にあったが、途中まで走らず悠々アウト。スタンドからもため息が漏れた。

 福良監督もあきれた様子だが、「走るいう前に、振ってほしいね。結果は分からないけど」と追い込まれるまでの直球を2球とも見逃したことに苦言。そして最後のフォークを空振り…。普段から「できることをきっちりやる」と、基本プレーを徹底していただけに、外国人選手といえども歯がゆいミスだった。

 3回は確実に流れが来ていた。先頭の駿太が左前打。その後2死二塁となり、安達の打席で、駿太がワンバウンドとなるフォークを見逃さず三塁を奪った。その直後に安達が右前適時打。さらに糸井の右翼への二塁打と、千賀攻略の糸口をつかんでいただけにモヤモヤする敗戦だ。

 クラークは8回、1死一塁で代打・伏見を送られて交代。その8回には、一塁走者の伏見が一度はセーフと判定された二塁への走塁がアウトに代わり、福良監督が抗議したが認められなかった。何もかもうまく回らず、今季初となるソフトバンク戦の連勝が逃げていった。そして試合後のコーチ会議で、クラークの2軍降格を決めた。

 ▼オリックス・東明(7回4失点)やはり立ち上がりが全てでした。2つの四球から招いたピンチでの失点。反省しなければいけません。

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2016年7月7日のニュース