西野、3年連続20セーブも…連日の失点に「納得していない」

[ 2016年7月7日 23:29 ]

<ロ・西>唐川にウイニングボールを渡す西野(左)

パ・リーグ ロッテ4―3西武

(7月7日 QVCマリン)
 ロッテの西野が3年連続となる20セーブの大台に乗せた。「納得していない」という区切りの登板は2点差の9回だった。先頭の森に右越え二塁打を浴びると、味方守備の不運なプレーもあり、3連打で1点を失った。

 勝負を分けたのは2死二、三塁の場面。打席は秋山だったが、ここでバッテリーは満塁策ではなく、勝負を選んだ。西野は「(敬遠で)立ってなげると感覚が狂う。10回投げて3回打つのが打者」と気持ちを切り替え、秋山を投ゴロに打ち取った。

 ゲームセット。西野に安堵の表情が浮かんだ。前日の同戦(QVCマリン)も9回に1点差とされ、一打同点の危機で秋山、中村、浅村を打ち取った。「二日連続でやってしまった。不安を持って9回に出されるようでは駄目」と反省を口にした。

 それでも秋山を投ゴロに打ち取った場面は「腕を振って自分のボールで勝負できた」と振り返る。「20セーブも納得していない」と厳しい表情だったが、次の目標はストッパー転向後3年連続の30セーブ。守護神がセーブを積み上げていくごとにソフトバンクの背中も近づいてくるはずだ。

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2016年7月7日のニュース