メッセに続き岩崎も…また魔の6回 四球から3失点

[ 2016年7月7日 05:30 ]

<巨・神>6回1死満塁、阿部に中前2点適時打を浴びる岩崎

セ・リーグ 阪神1―3巨人

(7月6日 東京D)
 窮状を打破できなかった。今季初の中5日で臨んだ先発の阪神・岩崎は、5回1/33失点で降板。前夜のメッセンジャーと同じく6回につかまった。

 「中軸(の前)にランナーを溜めたら、ああいう形になる」

 1死から橋本到に四球を与えると、流れは変わった。坂本の三遊間への痛烈なゴロを鳥谷がダイビングキャッチで抑えるも、内野安打。一、二塁から長野の三塁方向への弱いゴロを自ら処理して、三塁へ送球態勢に入ったが、北條もゴロに向かってベースから離れており、慌てて一塁送球へ切り替えたものの、内野安打でピンチは拡大した。満塁から阿部に中前へ運ばれて2者の生還を許して勝負は決した。香田投手コーチも「(橋本到への)無駄な四球、出塁だな。バントも含め投手のミスが多すぎ」と四球を敗因に挙げた。

 「先に点を取ってくれるまでいこう」と振り返ったように3回まで完全投球を披露。ただ、4回の1死一、三塁の自身の打席で犠打に失敗すると、5回1死から村田にスリーボールから甘く入った直球を左中間席へ運ばれる同点ソロを被弾した。最下位に沈むチームにも重くのしかかる今季3敗目となった。 (遠藤 礼)

続きを表示

2016年7月7日のニュース