巨人・田口 虎キラー3勝 次回は黒田と「光栄です」

[ 2016年7月7日 05:30 ]

<巨・神>6回1/3を7安打1失点で4勝目を挙げた田口

セ・リーグ 巨人3―1阪神

(7月6日 東京D)
 思わずガッツポーズが飛び出した。6回、勝利を近づける阿部の勝ち越し打。ベンチ前で投球練習をしていた巨人・田口は「打ってくれると信じていました。うれしかった。さすがです」と感謝した。

 3回に1点を失ったが、その後は7回途中まで7安打1失点にまとめた。「勝てる試合を何度も落としていた。今日は粘れた」。5月31日のオリックス戦(京セラドーム)以来、約1カ月ぶりの4勝目の余韻に浸った。

 今季2勝していた阪神打線。研究する相手を上回るため「横スラ」を使った。持ち味の内角を突く直球に、カットボールのように小さく横に曲がるスライダーを織り交ぜた。「カウントも取れた。収穫になりました」。虎キラーの3勝目だ。

 黒星が続き「気持ちを切り替えたかった」と開幕から使ってきた黒のグラブを赤に新調。投球テンポも良くし、白星につなげた。高橋監督も「いいボールだった」と絶賛した。次回登板は13日の広島戦(マツダ)が濃厚。広島出身の田口にとっても地元の英雄・黒田の偉業が懸かる大注目のマウンドに「光栄です。そういう雰囲気の中で投げられるのは楽しみ」と笑顔で締めた。 (川手 達矢)

続きを表示

この記事のフォト

2016年7月7日のニュース