キヨシ監督「この上ない喜び」 異例の早期続投要請に感謝

[ 2015年7月19日 05:30 ]

ロッカールームに向かう中畑監督

 17日に球団から来季の続投を要請されたDeNAの中畑清監督(61)が18日、全体練習を再開した横浜スタジアムで取材に応じた。

 今季で契約が切れる指揮官は南場智子オーナー、高田繁GM、池田純球団社長との会談で続投要請されたことを明らかにし「勝っても負けても関係なく、来季もやってもらいたいと言われた」と話した。異例の早期要請に「うれしいし、この上ない喜び。いい返事をしたいし、前向きにね」と感謝。来季も指揮を執れば、5年目となる。

 前半戦は42勝42敗1分けの勝率5割ながら、日本一に輝いた98年以来17年ぶりの首位ターン。早期の続投要請は育成能力、采配、グラウンド外での集客力など多角的に中畑監督の手腕を評価した証だ。ただ、混戦のセ・リーグで6位の中日まで4ゲーム差しか離れていない。そのため指揮官は後半戦に向け「(前半戦で)12連敗したチーム。悪い状況になれば(監督を)続けられない。責任を取るつもりでいる。結果を出さないといけない」と表情を引き締めた。

 契約年数など具体的な話はなかったが、98年以来のリーグ優勝を達成すれば、2年以上の複数年契約が提示される可能性は高い。中畑監督は「(会談では)将来の球団のビジョンも聞いた。俺の描いている部分と似通っている」と振り返り、「次(の監督)へのバトンタッチができれば。スムーズにいくために、いい準備ができたらいい」と続けた。 (平尾 類)

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2015年7月19日のニュース