川相ジュニアが外野も挑戦!超万能選手目指す

[ 2015年3月11日 10:02 ]

2月、紅白戦に出場した川相

 巨人の育成ドラフト2位で川相ヘッドコーチの次男、拓也内野手(24=桜美林大卒)が外野手にも挑戦する。中学以降は父の本職と同じ遊撃を守り、大学では二塁もこなしてきたが、外野は小学校以来。「外野もこなせるようになっておいて損はない。少しでも試合に出場するチャンスが広がれば」と意気込んだ。

 10日は川崎市のジャイアンツ球場で初めて小関2軍外野守備走塁コーチにノックを打ってもらい、フェンス際の打球処理を練習。「フェンスとの距離感がつかめなくて難しい」と振り返ったが、早く感覚をつかもうと必死に反復した。軽いフットワークと華麗なグラブさばきに注目が集まるが、遠投105メートルと肩も強い。春季キャンプでは遊撃で1軍のシートノックにも参加して堅実な守備を披露していた。打撃でも両打ちで器用さが光る。「キャッチャーはさすがに無理です」と笑うが、内野ならどこでもこなせるだけに、外野もできるようになればプレーの幅はさらに広がる。

 2月の2軍宮崎キャンプでは「Yo-Yo(間欠性回復力)テスト」で3640メートルを完走するなど驚異のスタミナをアピールし、努力する姿勢はチーム内でも群を抜いている。キャンプ終了時には、岡崎2軍監督が「川相は動きが良いし元気がある」と「2軍キャンプMVP」の1人として名前を挙げていた。超万能選手として存在感を高め、まずは2軍のレギュラーをつかみ取る。

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