由規、3回無失点の好投!完全復活へ「3・11」アピール投

[ 2015年3月11日 15:20 ]

<オ・ヤ>試合前、東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげるヤクルトナイン

オープン戦 オリックス―ヤクルト

(3月11日 京セラD)
 右肩手術から復活を目指すヤクルトの由規が11日、京セラDでのオリックス戦に先発し3回を1安打無失点、最速150キロをマークし、毎回の4三振を奪った。震災年以来4年ぶりの1軍登板に向け、確実な一歩を「3・11」に刻んだ。

 強い気持ちとともに開幕ローテーション入りへアピールした。初回、先頭・平野を見逃し三振、続く安達を空振り三振、糸井を三邪飛に仕留める最高の立ち上がり。2回もブランコ、中島を打ち取り、小谷野には内角高めの149キロ直球で空振り三振を奪った。3回には先頭のT―岡田に中越え二塁打を許したものの、駿太の二ゴロで1死三塁から伏見を空振り三振、平野を遊直に打ち取りピンチをしのいだ。

 前回2月22日の日本ハム戦(浦添)では2回1安打無失点。中16日のマウンドとなったこの日も結果を出した。

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県仙台市出身の由規にとって、この日のマウンドは特別なものだった。「11日に投げることは凄く意味がある。東北の人に明るいニュースを届けたい」と話していたが、たくさんの思いを胸に力投を見せた。

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2015年3月11日のニュース