由規、志願の3・11マウンドで好投「東北の方に届いていれば」

[ 2015年3月11日 16:34 ]

<オ・ヤ>先発し3イニングを無失点に抑えた由規

オープン戦 オリックス―ヤクルト

(3月11日 京セラD)
 右肩手術から復活を目指すヤクルトの由規が11日のオリックス戦(京セラD)に先発し、3回1安打無失点、毎回の4三振を奪った。

 この日の最速は150キロをマークし、2回まで無安打投球。3回に先頭のT―岡田に中越え二塁打を許したものの、1死三塁から伏見を空振り三振に斬って取るなど後続を抑えてピンチをしのいだ。「取りたい場面で(三振を)取れたので、あの場面は一番良かった」。由規は伏見との対戦をそう振り返った。

 東日本大震災から4年。宮城県仙台市出身の由規は、この日「志願」しマウンドに上がった。2回1安打無失点だった前回2月22日の日本ハム戦(浦添)から中16日。「調整に時間も頂いたし、中途半端なピッチングはできないと思った。いい結果が出せたので、被災された方、東北の方に届いていればいいなと思います」。由規は言葉に力を込めていた。

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2015年3月11日のニュース