セペダ「満足」の来日１号！日本語でファンに「アリガトウ」

＜巨・広＞お立ち台で初ホームランのボールを手に笑顔のセペダ

セ・リーグ 巨人５―１広島

（5月17日 東京Ｄ）
　本拠地を埋めた巨人ファンの声援を気持ちよさそうに浴びながら、セペダがお立ち台で笑顔を浮かべた。待望の来日１号。「非常に満足している。５連敗の後の１勝に貢献できてうれしく思う」。落ち着いた口調で喜びを表した。

　３回２死一塁で回ってきた第２打席だった。その存在感で広島の先発・前田健に重圧をかけた。そしてカウント３ボールからの４球目。真ん中高めに甘く入ってきた１４７キロ直球を鋭いスイングで弾き返すと、打球はバックスクリーン右に突き刺さった。

　「ストライクだけを狙って、思い切り振ろうと思っていた」。日本デビューから３試合目で放った一発。日本のプロ野球については「国際大会で対戦したことがあったが、中に入ってみて、素晴らしいリーグだと感じている」と話したキューバの至宝は、温かい声援で自分を後押ししてくれるファンに「アリガトウ」と日本語で感謝していた。