スタルヒン球場に照明 道内初の屋外ナイター

[ 2013年6月2日 20:17 ]

照明設備が完成した北海道旭川市のスタルヒン球場で、プロ野球のナイターを観戦する大勢の観客

交流戦 日本ハム―DeNA

(6月2日 旭川)
 北海道旭川市にある屋外型の市営スタルヒン球場に照明設備が完成し2日夜、日本ハム―横浜DeNA戦が開催された。道内でプロ野球の屋外ナイターは初めて。これまでナイターは日本ハムが本拠地にしている札幌市の札幌ドームでしかできなかった。

 客席は日本ハムのユニホーム姿のファンらで満員で、選手のプレーに声援を送っていた。隣接する東川町から来た小学4年井上隼君(10)は「中田翔選手のホームランが見たい」と声を弾ませていた。

 旭川市によると、プロ野球ファンを呼び込もうと、総事業費10億円をかけた。スタルヒン球場では日ハム戦のデーゲームが年1、2回だったが、ことしはナイター4試合を開催。今後もナイターの回数を増やしたいとしている。

 同球場は収容人数2万5000人。1984年に旧市営球場の老朽化に伴い建設され、旭川市で少年期を過ごし、プロ野球巨人で活躍したビクトル・スタルヒン投手(16~57年)にちなんで市が命名した。

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2013年6月2日のニュース