マエケン右脇腹痛で抹消へ 登板前から違和感あった

[ 2013年6月2日 06:00 ]

<ソ・広>右腰を痛め降板する前田健

交流戦 広島1-10ソフトバンク

(6月1日 ヤフオクD)
 広島の前田健が1死しか取れなかった。プロ7年目で最短降板。大量6点を奪われ、27球でマウンドから姿を消した。報道陣に「体の異変か」と問われると「どこかは痛いです」と無表情で話した。

 異変は明らかだった。体が前へ乗らず、躍動感がない。先頭の中村に左翼線二塁打を浴び、本多の犠打は自ら一塁へ悪送球。内川を四球で歩かせ、松田の左犠飛で簡単に先制を許した。さらに長谷川、ラヘアには連続適時打され、柳田には右翼席へ3ランを被弾。ここで野村監督が止めた。

 実は登板前から右脇腹痛を抱えていたという。指揮官は「変に悪かったら早めに言えよ、と言ったんだけど。朝起きた時から脇腹がおかしかったようだ」と説明。2日に出場選手登録を抹消することも決まった。

 野村監督は「1回飛ばせば済む」と最短10日間での復帰を明言したが、前回5月26日の楽天戦(マツダ)でも背中から腰の張りを訴えており、山内投手コーチは「体のバランスが悪くなって、どこかが張ったり緩んだりしているのかもしれない」と憂慮した。戦列を離れるのは今季2度目。次回登板について、前田健も「それは様子を見て」と歯切れが悪かった。

 ▼広島・野口稔トレーナー(前田健は)病院に行くかどうかも含め、現時点では何とも言えない。あす以降の状態を見て決める。

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2013年6月2日のニュース