栗山復活のサヨナラ打「会社が大変な時に…」

[ 2013年6月2日 06:00 ]

<西・ヤ>10回1死一、二塁 栗山(左)は、中越えサヨナラ安打を放ちナインに水をかけられる

交流戦 西武3-2ヤクルト

(6月1日 西武D)
 前夜の浅村のサヨナラ弾に主将が続いた。ナインからウオーターシャワーを浴びた栗山は、水を滴らせながら雄叫びを上げた。「きょうが一番うれしい。俺が決めたろうと思った」。延長10回1死一、二塁からバーネットの直球を強振。打球は中堅の上を越えていくと、自身4度目の劇打となった。

 3、4月は打率・366で月間MVPに輝いた。ところが5月は・244と調子は下降。親会社の西武ホールディングスはTOB問題に揺れていただけに、西武ドームのビクトリーロードで後藤オーナーと握手を交わした栗山は「会社が大変な時に良いゲームができて良かった」と胸をなで下ろした。チームにとっては08年以来5年ぶりの2試合連続サヨナラ勝ち。交流戦では2年ぶりの4連勝で、5月20日以来のリーグ2位に再浮上した。

 ▼西武・岸(9回2失点の力投も勝敗つかず)本当に悔しい。(9回2死からの被弾は)変化球を打たれて後悔するよりも、直球で勝負しようと思った。

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2013年6月2日のニュース