阪神 409日ぶりの単独首位!鮮やか逆転勝ちでセ最速30勝

[ 2013年6月2日 17:40 ]

<ソ・神>7回2死二塁、柴田が適時打を放ち盛り上がる阪神ベンチ

交流戦 阪神4-3ソフトバンク

(6月2日 ヤフオクD)
 阪神が7回に4安打を集中し、鮮やかな逆転。その後は継投で辛くも逃げ切り、セ30勝一番乗りを果たした。首位・巨人が西武に敗れたため、昨年4月19日以来409日ぶりの単独首位に立った。

 2点をリードされた7回。マートン、新井貴の連打で無死一、二塁。坂がきっちり投前犠打を決め、1死二、三塁と一打同点のチャンスをつくった。

 ここで新井良の代打・今成が左犠飛を放ち、1点を返す。なお2死二塁で藤井彰の代打・桧山。外角高めのシュートを振り抜き、右中間を真っ二つ。適時二塁打で同点に追いつき、ルーキー・藤浪の“負け”を消した。

 代打の神様は「ナリ(今成)が犠牲フライで点を取ってくれたので、もう1本打てれば、こっちのペースになると思ったので、何としてでもランナーを還したかった。打ててよかったです」とコメントした。

 なお2死二塁。柴田が内角高めのシュートを叩き、一、二塁間を破る右前適時打。桧山の代走の二走・荒木が生還し、一気に逆転に成功。6回まで2安打、7三振と苦しめられた相手先発・パディーヤをKOした。

 勝ち越し打の柴田は「みんながつないでくれたチャンスだったので、絶対にものにしたいと思って打席に立ちました。打席に入る前に、ツヨシさん(西岡)が『気楽にいけ!』とアドバイスしてくれたので、それがいい結果につながったんだと思います」と振り返った。

 ドラフト1位ルーキーの藤浪がプロ7度目の先発。相手打線に粘られ、自己2番目の103球を投げたが、先発としては自己最短の5回1/3、2失点でマウンドを降りた。味方打線が直後に逆転し、自身の“負け”が消える“強運ぶり”も発揮した。

 藤浪の後は筒井―渡辺―加藤―安藤の継投で何とか1点差で逃げ切った。

 ソフトバンクは藤浪の攻略に成功。先発・パディーヤも6回まで2安打と完ぺきな投球を続けていたが、7回に突如、崩れた。チームの連勝は5でストップした。

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2013年6月2日のニュース