ライバルは大谷じゃない!?藤浪、菅野&小川&則本の並ぶ5勝目狙う

[ 2013年6月2日 08:12 ]

引き締まった表情でストレッチを行う藤浪

交流戦 阪神―ソフトバンク

(6月2日 ヤフオクD)
 阪神・藤浪が1日、日本ハム・大谷のプロ初勝利に刺激を受けた。「自分と同級生の選手が初勝利を挙げたことはうれしく思いますし、自分自身もこれを刺激に頑張っていきたいです」。5月26日にはプロ入り後初の直接対決で日本中の注目を集めた。その大谷に負けじと、新人では両リーグトップタイとなる5勝目を目指し、2日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に臨む。

 1日は京セラドーム大阪で最終調整後、チームより、ひと足早く福岡に入った。「調子はいつも通り。悪くない。勝ちにこだわった投球をすることに変わりはない」。淡々と力強く意気込んだ。

 最優先するのは、常にチームの勝利。とはいえ“同期”に後れを取るのも、決して面白くないはずだ。勝ち星で自身より先んじる巨人・菅野、ヤクルト・小川、楽天・則本の「5勝」が目下のターゲットか。菅野、小川はこの日先発も、揃って勝ち星に恵まれず。則本は5月31日に白星を挙げたばかり。藤浪にとっては、2日の試合が3人に肩を並べる絶好機だ。

 プロ入り後初となるDH制の試合。「(投手の打順で)アウトを一つ計算できるのと、できないのとでは違う」と気を引き締めた。目下、自身4連勝中。高卒新人で5連勝なら、球団では86年の遠山昭治以来27年ぶり5人目の快挙となる。黄金ルーキーが首位獲りの期待を担い、マウンドに立つ。

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