岸本、交錯プレーに「くらくら」2失点も「逆に燃えた」

[ 2013年3月26日 18:23 ]

<京都翔英・敦賀気比>1回2死一、三塁、打者中村のとき、三走小谷が飛び出し挟殺を狙った敦賀気比の投手岸本(左)と交錯、2者の生還を許す

第85回選抜高校野球2回戦 敦賀気比6―5京都翔英

(3月26日 甲子園)
 敦賀気比のエース岸本が1回、アクシデントに見舞われた。挟殺を狙ったプレーで三塁走者と激しく交錯し「頭がくらくらした」と、しばらく立てなかった。記録は自らの失策となり、2点を失う最悪の立ち上がりになった。

 だが「逆に燃えた」と奮い立ち、3月に覚えたばかりのカットボールを交えて三振の山を築いた。5回に逆転3ランを浴びた直後は「あとは絶対に抑えるから打ってくれ」と仲間に頼み、言葉通り6回以降は一人の走者も許さなかった。右腕は「バッターが盛り返してくれた」と打線に感謝した。

続きを表示

2013年3月26日のニュース