松井の再来!?ヤ軍55番が決勝ソロ「ゆっくり見えたりする」

[ 2012年10月9日 06:00 ]

<オリオールズ・ヤンキース>9回、先頭で勝ち越しの本塁打を放ち、ナインに迎えられるヤンキース・マーティン

ア・リーグ地区シリーズ第1戦 ヤンキース7―2オリオールズ

(10月7日 ボルティモア)
 ヤンキースの55番が試合を決めた。2―2の9回、先頭マーティンが左翼席に飛び込む値千金の決勝ソロ。昨季、ドジャースから移籍して松井がつけていた背番号を受け継いだ正捕手は「本塁打は考えていなかった。いいカウント(2ボール)になって、ボールが高めに来た。(緊迫の場面は)集中力が高まるし、周りがゆっくり見えたりする」と表情を緩ませた。

 今季は打率・211ながら自己最多の21本塁打を放ち、9回以降の決勝弾が3本、9月以降に7本を記録。シーズン終盤の勝負強さは、09年ワールドシリーズでMVPを獲得した松井の猛打ぶりと重なる。黒田とはド軍時代から合わせて公式戦90試合でバッテリーを組んでいる29歳。守備でもサバシアのワンバウンドを体の前で止める再三の好プレーで、チームに先勝をもたらした。

 ▼ヤンキース・サバシア(完投を逃すも8回2/3を8安打2失点で勝利)直球の制球が良かった。コーナーにも決まっていたから、とにかく自分の投球を心掛けた。もちろん完投はしたかったが、(9回2死から)安打を打たれたから仕方ない。

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2012年10月9日のニュース