アニキ引退試合にテレビ局も“金本シフト” 完全生、清原氏も

[ 2012年10月9日 06:00 ]

阪神・金本は慣れ親しんだ甲子園のレフトでノックを受ける

 阪神・金本知憲外野手(44)の引退試合である9日のDeNA戦(甲子園)で、テレビ各局がこぞって“金本シフト”を敷いた。

 NHKではこのほど、BS1で午後6時から中継することを緊急決定した。当初、同枠ではサッカーセリエA「ACミラン―インテル」などが録画放送される予定だったが、同局の関係者によれば、「引退セレモニーもノーカットで放送する予定」という。インテルにはDF長友佑都が所属する。

 地元・サンテレビでは、プレーボールから引退セレモニーまでを完全生中継。攻守交代時のCM前には、金本の栄光で彩られた野球人生の名シーンの数々を紹介する。中継を担当する水野亮ディレクターは、「金本さんの動きを常に追っていきたい。金本さんの映像をふんだんに取り入れていく」と、カメラワークもアニキ仕様。同局が制作する引退セレモニーのビジョン映像にも「注目してもらえたら」と語った。

 同日の深夜には、関西テレビが1時間の特別番組「鉄人最終章 金本知憲」(深夜0・50)を放送。引退試合を現場で見届ける解説者・清原和博氏(45)と、試合後に球場内で対談する金本の姿などを届ける。2008年、清原氏のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)での引退試合は金本が駆け付けて花束贈呈した間柄だった。

 金本の特番は、MBSテレビが先月23日に放送したほか、読売テレビは14日午後0時35分から、またABCテレビも制作を準備している。

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2012年10月9日のニュース