金本 前日まで後輩いじり「あしたは新井さんの引退試合か」

[ 2012年10月9日 11:06 ]

カメラマンの前でおどけたポーズをとる阪神・金本。最後までユーモアを忘れず

 阪神・金本が引退試合となる9日のDeNA戦(甲子園)で惜別アーチを狙う。8日、甲子園での全体練習に参加した44歳は「第1号が三浦、(シーズン)40本も三浦。最後も三浦で締めくくりたい」と宣言した。

 三浦は対戦した打席(286)がもっとも多く、数々の思い出もある。広島時代の93年9月4日の横浜戦(北九州)で8回に代打出場してプロ初本塁打。また、05年10月4日の横浜戦(甲子園)ではシーズン自己最多となる40本塁打を記録した。

 「もう飽きたぐらいやってきた。オレも長くやってきたけど。ケガで長期離脱することなく、投げきった投手。オレと同じようなタイプ。淡々と黙々とやる。勝とうが、負けようが最下位であろうと。オレも尊敬していた、認めていた」

 この日、金本はフリー打撃では36スイングでサク越え2本。守備練習では2度の背面キャッチを成功させた。「(あしたは)新井さんの引退試合か。みんなもきれいに送り出してあげてね。あいつもそこそこやると思うよ」。好調の証しか、金本は引退試合の前日まで新井をいじり倒した。

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2012年10月9日のニュース