田淵氏“入閣確実”「行くぞ!と言われれば…」

[ 2010年10月22日 06:00 ]

 まだ楽天から正式に話が来たわけではない。だが、田淵氏の気持ちに揺らぎはない。「星野仙一とは一蓮托生(いちれんたくしょう)。“行くぞ!”と言われれば、死なばもろとも。どこでもついていくよ」。事実上の受諾宣言である。

 01年オフ、阪神のチーフ打撃コーチとして誘われたときも二つ返事。大学時代からの呼び名「仙ちゃん」を封印して「監督」を支えた。猛虎打線に下半身主導の“うねり打法”を授け、03年にはチーム打率・287をマーク。リーグ優勝に大きく貢献した。
 星野氏が健康上の理由でユニホームを脱いだ際に「次はおまえがやれ」と次期監督就任を勧められたが「オレはNo・2が似合っている」と辞退。再びタッグを組む日を待った。08年の北京五輪でそれは実現したが、金どころかメダル獲得に失敗。4位に終わった。野球人として「このままでは終われない」という思いは星野氏と同じだ。
 「まだ何も聞いてないから…」としながら、気持ちはすでに“うねり”始めている。

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2010年10月22日のニュース