王者の意地見せたフィリーズ 完全男不調も継投でしのいだ

[ 2010年10月22日 12:55 ]

ジャイアンツ戦の9回、最後を締めたフィリーズ5番手のリッジ(左)はルイスとハイタッチ

 【フィリーズ4―2ジャイアンツ】王者の意地で負けられない一戦を制した。1点を追うフィリーズは3回、今シリーズ無安打の7番イバネスが右前打で出塁。死球とバントで1死二、三塁のチャンスをつくり、ビクトリノのゴロを一塁手が大きくはじく間に、2人の走者を迎え入れて逆転に成功した。

 1勝3敗と後がないフィリーズは、エースのハラデーが先発。地区シリーズで無安打無得点試合を成し遂げた右腕に望みを託したが、1回の先頭打者に許した四球から先制点を奪われるなど、苦しい投球だった。3―1の4回にも連続二塁打で1点差に迫られたが、味方の好守にも助けられて最少失点に食い止めた。

 8回に4番手マドソンが4番ポージーからの3人をすべて三振に仕留めると、9回にはワースの右越えソロ本塁打で貴重な追加点。5投手の継投でジャイアンツの反撃をしのいで逃げ切り、再び本拠地フィラデルフィアに戻ることになった。(共同)

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2010年10月22日のニュース