岩村 早くも自主トレ開始「この先に新しい自分がいる」

[ 2010年10月22日 15:28 ]

アリゾナ州フェニックスにあるトレーニング施設で自主トレを行う岩村

 米大リーグのパイレーツからシーズン途中の6月に戦力外通告を受け、終盤に加入したアスレチックスも退団した岩村が、来季に向けたトレーニングを早くも開始した。

 10月3日のレギュラーシーズン終了後、1週間休養しただけでアリゾナにあるトレーニング施設に移り、体力づくりを目的に自主トレを始めた。米国内では初めてとなる自主トレについて、岩村は「今年はいろんなことを考えさせられ、悔しいシーズンだった。気持ちを切り替えるには、逆にいいんじゃないか」と話した。

 代理人の勧めもあり、野球選手だけでなく各競技の一流アスリートたちが集まる施設の門をたたいた。昨年手術を受けた左ひざの強化だけでなく、全身を鍛え直すため与えられたプログラムに精力的に取り組む。「最初の1週間はきつかった。ついていくのが必死の状態だった」。メニューは日替わりでトレーニング部位が変わり、集中的に強化していく。ほとんど休みなしで約3時間。大粒の汗を流す岩村の表情は真剣そのものだ。

 契約交渉が行える時期に入っていないため、来季についてはまだ白紙の状態。それでも岩村は今回のトレーニングを「もう(来季の)レールに乗っている。新鮮な気持ちで2011年がシーズンインしている」と位置付ける。日本に戻ってからも、継続して体の強化を続ける予定で「この先に新しい自分がいると思うとわくわくする」と話した。(共同)

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2010年10月22日のニュース