球宴試合増も…年金財源確保策として検討

[ 2010年10月22日 06:00 ]

 プロ野球12球団の代表者が21日、都内で会合を持ち、選手年金制度の財源確保策としてオールスターゲーム(球宴)の試合増を検討した。

 現在は球宴の収益を年金資金に充てているが、税制優遇のある現行制度が終わる2012年3月の後からは多額の法人税が発生する。日本プロ野球選手会は現在検討中の新制度を維持するため、年間2試合の球宴を3試合に増やすことも辞さない考えを示しているという。
 そのため事業、国際関係、プロ野球振興の3つの委員会を集めた合同委員会をこの日に立ち上げ、年金問題だけでなく、新規事業やコスト削減で日本野球機構(NPB)の財務を強化する方策を練る。取りまとめ役の広島・鈴木球団本部長は「NPBの財源がテーマ。選手会も協力すると言っている」と語った。

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2010年10月22日のニュース