遅れて来たヒーロー後藤「チームには申し訳ない」

　【オリックス３―２ソフトバンク】オリックスのサヨナラ勝ちの主役は、故障から復帰して３試合目の後藤だった。

　１点を追う９回に馬原の１５０キロを左翼席へ運び、２試合連発となる４号ソロで同点。延長１０回には１死満塁の好機で、きっちり中飛を放った。
　５月に右太腿裏の肉離れで離脱。復帰まで４カ月もかかり「戦力としてしっかり働けなかった。情けなかったし、歯がゆかった」と振り返る。
　既にクライマックスシリーズ進出は絶望的なだけに、劇的な幕切れにも「もっと早くこういうのが出ていればよかった…。チームには申し訳ない気持ちでいっぱい」と神妙な表情だった。