西武痛い逆転負け…ロッテ成瀬が10勝到達

[ 2009年9月17日 21:55 ]

 【ロッテ6―3西武】西武は投手陣が不安定で3カードぶりに負け越しを喫した。先発の西口は4回2失点で降板と期待を裏切った。2番手の松永は3―2の6回に連続四球後、早川、福浦に適時打を浴び3失点で逆転を許した。やはり西武は強力な抑え不在が深刻な問題か。ロッテの成瀬は7回途中3失点で2ケタ10勝目を挙げた。

 ≪抑えられる球が見当たらなかった西口≫5回に2―2と追い付くと、西武ベンチは先発西口の交代をすっぱりと決めた。4回でまだ2失点。ただ、毎回走者を背負い、いつ崩れてもおかしくなかった。「抑えられる球が見当たらなかった」と渡辺監督が言うほど、苦しい投球だった。
 「大事な試合でチームに勢いをつけなくてはいけないのに、先に点を取られてしまい残念です」と西口は肩を落とす。結局、しわ寄せがきた中継ぎ陣が失点を重ね、ロッテ相手に痛いカード負け越し。3位楽天に迫れなかった。
 西口は5月14日に3勝目を挙げて以来、白星がない。不振で交流戦中に中継ぎに回され、2軍落ちも味わった。「9月の大事な時期に先発で」と監督には言われたが、チーム事情で8月中旬に中継ぎで昇格。この日は復帰後2度目の先発だった。
 過去14年間で通算34勝10敗だった8月に、今季は新人の年以来の0勝に終わった。勝負どころで意地を見せたかっただけに、通算162勝のベテランはショックの色を隠せなかった。

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2009年9月17日のニュース