左腕苦にしない松井秀、25号で25年ぶりに球団記録タイ

[ 2009年9月17日 13:33 ]

ブルージェイズ戦の8回、右中間へ同点の2点本塁打を放ち、一塁を回るヤンキース・松井秀

ヤ軍サヨナラ!松井秀、起死回生の25号弾!

松井秀、ゲーリッグ、ディマジオと肩並べた

 【ヤンキース5-4ブルージェイズ】また、左腕を打った。ヤンキースの松井秀が3試合ぶりの25号本塁打。2―4の八回1死一塁でダウンズから右中間席へ。勝負どころの貴重な同点2ランでチームのサヨナラ勝ちを呼び、「非常にいい場面で打つことができた。大きな本塁打になった」と喜んだ。
 緩急に見事に対応した。速球でカウント2―1と追い込まれてからの低めのカーブを打ち、「直球を狙っているが、最後に甘く来たから(体が)たまった。体が止まらないと緩いカーブは打てない」と自賛した。
 2004年の31本に次ぎ、07年に並ぶ25本塁打。球団の指名打者の最多本塁打記録に25年ぶりに並んだ。25本塁打のうち、12本が左投手からだ。
 1―0の一回2死二塁では、先発左腕タレットから右前へ適時打。カウント2―2からファウルで粘り、外角低めの変化球をバットに乗せた。本塁打、適時打ともに左腕の変化球をとらえた。
 3打点で今季85打点。打点も左腕から45打点で左打者ながら、松井秀は今季、左腕にめっぽう強い。ジラルディ監督は流れを変えた一発をたたえ、「本当に大きい一打だ。相手投手の左右を苦にしないマツイは監督として本当に心強い」とうなった。(共同)

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2009年9月17日のニュース