4年目高木が1勝!ヤクルト9連敗で脱出

[ 2009年9月17日 06:00 ]

<横・ヤ>デントナにシェイビングクリームを塗られ、プロ初勝利の手荒い祝福を受けた高木啓充

 【ヤクルト6―2横浜】高木が救った。ヤクルトは16日、先発の高木啓充投手(26)が5回2/3を6安打2失点に抑え、入団4年目でプロ初勝利をマーク。自らの26歳の誕生日を白星で飾るとともに、チームの連敗を9で止めた。3位阪神とは1・5ゲーム差。クライマックスシリーズ(CS)進出へ、ここから逆襲に転じる。

【試合結果
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 ひん死のヤクルトを救ったのは“崖っ縁男”だった。プロ4年目右腕・高木が、5回2/3を2失点に抑えてプロ初勝利。今季2度目の先発でチームの連敗を9で止めた。
 「こういう大事な時に勝てて、チームが勝ててうれしい。何とか試合をつぶさずに勝てたのはうれしい」。伏兵の活躍に仲間は大盛り上がり。ガイエルにウイニングボールを隠され、デントナにはタオルに盛ったシェービングクリームで顔面パイ投げを被弾。26歳のバースデー登板は記念すべき日となった。
 初回は2死二塁からジョンソン、佐伯に連続適時打を浴びて2点を献上。「自分でもビビリました。これはヤバイと」。2回以降は落ち着きを取り戻し、同点の5回2死満塁は佐伯をスライダーで二ゴロに仕留める。1点リードの6回途中で救援陣にバトンを託した。
 8月下旬の敗戦処理からはい上がり、先発の駒不足から10日の広島戦(神宮)で今季初先発して7回無失点。逆転負けで白星を逃しただけに生き残りにかけていた。
 高田監督は「よく粘ってしのいでくれた」と称賛。3位・阪神とは依然1・5ゲーム差だが、ピンチの後にはチャンスがきっと待っている。

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2009年9月17日のニュース