ロッテ単独3位浮上!成瀬2カ月ぶり7勝目

[ 2008年9月20日 21:21 ]

5回楽天2死満塁、代打高須を中堅手早川の好守で仕留め、グラブをたたき喜ぶロッテ先発の成瀬

 【ロ4―1楽】ロッテが単独3位に浮上した。1回に橋本、サブローの連続適時打で2点を先取。さらにズレータの中越え2ランで加点した。成瀬は7回を2安打1失点の好投で7月12日以来の7勝目を挙げた。

 シーズンは大詰めで1球が重い。しかも左ふくらはぎのけいれんで降板した前回の汚名返上も懸かっていた。しかし、ロッテの成瀬はそれらの重圧を内に秘め、投球には無駄な力を加えなかった。「絶対勝たないといけない気持ちが、力みとして出なかった。力まないのが持ち味だから」。これこそが北京五輪後の初勝利を飾れた最大の要因だった。

 ずっと制球に苦しんできた右打者への内角直球が明らかに精度を増した。生命線の球だけに「あれが常に投げられたら本来の投球になる」と成瀬。五輪で得た収穫が結果に表れ、一層プレッシャーがかかる今後の登板にも自信を深めていた。

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2008年9月20日のニュース