オリ 7季ぶり70勝!山本10勝目

[ 2008年9月20日 21:14 ]

 【オ6―1日】オリックスは2回、グリンのボークもあって2死満塁とし、下山とカブレラの連打、ローズの3戦連発となる39号3ランで一挙6点。山本が初の2けた10勝目。今季70勝目で、このカードは7年ぶりの勝ち越し。

 オリックスの躍進を支えてきた左腕に、復調の兆しが見えた。「躍動感は戻っていないけれど、結果がすべてですから」と大石監督。山本が七回途中まで1失点でしのぎ、小松、金子に次ぐ10勝目。1999年以来となる3人の2けた勝利投手が誕生した。

 中継ぎから先発に転向し、フル回転してきた山本も、ここ5試合は1勝4敗と息切れ気味だった。制球が乱れ、なかなか持ち味を取り戻せない左腕の背中を押したのが大石監督だった。「チームがこの位置にいるのは山本のおかげなんだ。残り試合で迷うことなくベストを尽くせばいい」。この言葉に奮起した。

 「あんなこと言ってくれる監督は初めてだったし、期待に応えたかった」と山本。先頭打者を5度出したが、変化球を低めに集める持ち前の投球でピンチを脱した。「だらだらと負けるわけにはいかなかった」と力を振り絞った左腕の力投で、クライマックスマジックは5。チームも7季ぶりに70勝に到達した。

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2008年9月20日のニュース