巨人9点圧勝9連勝!ついに虎と1差

[ 2008年9月20日 18:02 ]

阪神を破り、お立ち台でポーズをとる(左から)巨人・阿部、内海、ラミレス

 【巨9―1神】巨人が一発攻勢で16年ぶりの9連勝。1回にラミレス、李スンヨプの連続本塁打で4点を先制し、2回は小笠原が2ラン。4回にも阿部が20号2ランを放った。8回1失点の内海が3年連続2けた勝利の10勝目。阪神は下柳が乱調で2連敗。

 巨人の勢いが止まらない。首位攻防戦に2連勝。さらに1992年6月以来の9連勝とし、首位阪神に1ゲーム差と肉薄した。原監督は「いい緊張感の中、チームが一つになっている。明日が非常に楽しみ」と力を込めた。

 1回にラミレス、李スンヨプの連続本塁打で4点を先行したが、2回表に1点を返された。どちらに追加点が入るかが試合の流れを左右する。その勝負どころで、すかさず突き放せるのが現在の巨人の強さだ。

 二回裏、小笠原の2試合連続となる2ランと阿部の適時打で3点を追加した。小笠原が「点を取られた後、すぐ返せて良かった」と言えば、阿部も「あの3点で自分も内海も楽になった」と振り返る。下柳をKOして相手の戦意をそぎ、流れは一気に巨人へと傾いた。

 大量点の援護で、先発内海も伸び伸びと投げられた。1、2回とも満塁のピンチを招き、荒れた立ち上がりだったが、3回以降は立ち直り8回1失点。先発に6試合連続で白星が付いたのは8年ぶりのことだ。残り20試合前後となり、投打のかみ合う戦いぶりが際立っている。

 阿部主将は「去年は追われる立場で、そのきつさは分かっている。今は追う立場の強みがある」。前進し続ける巨人が虎のしっぽをつかむまで、あと1勝だ。

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2008年9月20日のニュース