ドラフト田沢問題 12球団代表者が協議

[ 2008年9月20日 06:00 ]

 プロ野球12球団の代表者が19日、東京都内でドラフト対象選手の海外流出を防ぐための方策を協議した。新日本石油ENEOSの田沢純一投手(22)のメジャー挑戦表明を受けたもので、22日に会合を開くアマ3団体への要望をまとめた。その内容は公表されなかったが、巨人・清武英利球団代表は「田沢君個人ではなく日本球界が抱える海外流出問題。大きな視点で、制度的にも新人ドラフトのあり方についても問い直すべきだと思う」と話しており、今後は自由獲得枠復活を含めたドラフト制度見直しに発展する可能性もある。プロ・アマの協議会は26日開かれる予定。

 ≪田沢の大リーグ挑戦 セリグ氏初めて言及≫大リーグのセリグ・コミッショナーが、田沢の大リーグ挑戦について初めて言及した。ロイヤルズ―マリナーズ戦を観戦した際、日本の報道陣の質問に答えたもの。「日米間の会議で結論が出るまで、詳しいコメントはできない」と慎重な姿勢を示した上で「日本にもルールが存在するし、日米間の素晴らしい関係を維持したい。今回のケースは当然議論されるべき余地がある問題」と話した。

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2008年9月20日のニュース