川島亮 右肩手術から復活1勝

[ 2008年5月14日 06:00 ]

<ヤ・中>勝利のハイタッチをする(手前左)から川島慶、福地、ガイエル

 【ヤクルト4-1中日】昨年11月に右肩を内視鏡手術したヤクルト・川島亮が、5回1失点で復帰初勝利を挙げた。5回2死、森野の打球を受けた左ふくらはぎの治療のため、お立ち台には立てなかったが、試合後のクラブハウスで「とりあえず1勝できてよかった」と表情を緩めた。

 「真っすぐがいい感じで投げられたし、結構周りも見られた」と8安打を許しながら、持ち前の制球力で要所を締めた。肋軟骨骨折の疑いで、14日に再検査を受ける福川に代わって緊急昇格し、即スタメンの衣川も好リード。イースタン3試合でコンビを組んだ女房役は「下で投げたときよりずっといい球が来ていた」と目を細めた。
 04年に10勝4敗で新人王を獲得。だが、05年以降は右肩の不安とも闘い9、2、4勝と低迷した。「肩を痛める投げ方だった」とフォームを見直し、下半身の力を効率よく使えるよう股関節のケアを入念に行うようになった。高田監督も「後は投げるスタミナだね」と及第点。打球による負傷と交流戦で間隔が空くローテーションを見据えてきょう14日、一時的に出場選手登録を抹消されるが、頼もしい先発が1枚加わったことは間違いない。

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2008年5月14日のニュース