福留 無安打も3四球で4連勝に貢献

[ 2008年5月14日 06:00 ]

<カブス・パドレス>5回、ベース上で仲良く話す福留(左)と井口

 【カブス12-3パドレス】カブスの福留はパドレス戦で2打数無安打に終わったが、3四球を選んで4連勝に貢献した。6点を奪った5回無死一、三塁で四球を選び好機を広げると、続く6回1死満塁では押し出し四球。メジャー自己最多の1試合3四球に「僕が打たなくてもいい。チームに勢いがあって勝つのが一番」と淡々と話したが、6勝目を挙げた先発ザンブラノは「あいつは野球を熟知している」と褒め称えた。またピネラ監督も「彼は左中間への打球が多いから、気候が暖かくなり左翼方向へ風向きが変わったら本塁打も増える」とさらなる活躍を予言した。

 試合前には、本拠地が同じシカゴのホワイトソックスに在籍経験のあるパ軍井口に街の気候などを“取材”。どれだけ活躍しても、高い向上心と柔軟な姿勢は変わっていない。

 ≪井口 福留にエール≫パドレスの井口は通算打率・347と相性のいいカブス戦で、3回に一時同点となる右前打。しかし9回1死満塁の絶好機では遊ゴロ併殺に倒れるなど、その後快音は聞かれず5打数1安打1打点だった。試合は投手陣が9四球と乱れ、中盤に11失点と大炎上。借金は11に膨れ上がり「一方的な試合になり、どうすることもできなかった」とお手上げだったが、福留については「このまま最後まで頑張ってほしい」とエールを送った。

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2008年5月14日のニュース