セクハラ問題で常葉菊川監督 夏アウト

[ 2008年5月14日 06:00 ]

野球部監督らによるセクハラ行為問題で、頭を下げる常葉学園菊川高の吉村耕司前校長(手前)

 昨年のセンバツ優勝校・常葉学園菊川(静岡)の森下知幸監督(47)が女性記者にセクハラ(性的嫌がらせ)をしたと週刊誌が報じた問題で、日本高校野球連盟は13日、大阪市内で静岡県高野連と同校校長から事情聴取した。学校側は今夏の選手権大会終了まで森下監督を謹慎する措置を報告。日本高野連はこれを了承し追加処分は行わないことを決めた。今後は元中日外野手だった佐野心部長(41)が指導に当たる。

 森下監督は一昨年12月に毎日新聞の記者と飲食店とカラオケ店に行ったことを認めている。同監督から説明を受けた大石校長は「肩を抱く程度のことはあったと推測している。セクハラととらえられても何ら不思議ではない。2度とあってはいけないこと。厳重に注意したい」と謝罪した。
 また、4強入りした昨夏の甲子園で部員が朝日新聞の女性記者に不快に感じさせる電話をした件については、当該生徒を校長訓戒とした。

 ▼日本高野連脇村春夫会長 学校サイドの謹慎処分をわれわれとしては了承したということ。審議委員会に報告するが、処分はしない。相手に迷惑を掛けたということは、今回確認できた。

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2008年5月14日のニュース